先月、6月から稲への追肥が始まりました。
この時期の追肥は、穂肥(ほごえ)とも言います。
追肥のタイミングが適期より早いと稲の丈がグン伸びて倒れやすくなり、逆に遅いと、米の食味が落ちてしまいます。
適期はいつか。柏染谷農場では、稈から稲穂が出てくる、『出穂(しゅっすい)』の10日〜18日前をそのタイミングとしています。
いつ出穂するかは、田植えを行なった日からの積算温度や日数などを参考に、実際に稲の成長具合を確認しています。
品種にもよりますが、穂になる部分、『幼穂(ようすい)』の長さが1cm〜1.5cmになる頃が施肥時期です。
追肥はラジコンヘリ(以下ラジヘリ)で行います。窒素、リン酸、カリウムがバランス良く配合された肥料を散布。
天気が良くて風が強くない日に、ラジヘリ担当者2名と、肥料の運搬や補充担当者が1〜2名参加しています。
20Kgの肥料袋をラジヘリまで2袋持って駆け寄り、粒剤用のタンクに補充する流れです。
その他に燃料補充も担当します。
最近は猛暑が続いているので屋外作業はどれも厳しいのですが、これも中々に大変な仕事です。
それでは、追肥風景をご覧ください。
↑レンズの圧縮効果で近くに見えますが、鳥たちは少し手前で離れた所にいました。
肥料は、見えるかな…。
↑私も追肥サポーターズで参加した日。曇りで暑さはマシなのは、助かりました。
↑追肥サポーターズはメンバー入れ替え制で頑張ってます!
そして、出穂。
ついにここまできたか、という気持ちです。
↑ 6/26撮影のヒメノモチ 出穂始(しゆっすいはじめ)です
↑ 7/9撮影のヒメノモチ 穂揃い期に入って数日経ってます。色も変わってきました。
ここからは田んぼの水の減りが早まるので水管理も大変ですが、段々と登熟していく稲を見るのも楽しみです。
そのうち、そのような風景もお届けしたいなと思います。
ではでは、また次回に。
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