都心から30km余り、東京の通勤圏内で都市化が進む千葉県柏市の郊外にあります。
米145ha(みらい農場含む)ジャガイモ2ha、小麦30ha、大豆22haのほか、
飼料用米の栽培も行い、ラジコンヘリの利用や、GPS田植機の導入など近代的な農業とともに、
消費者による「米クラブ」の活動や、保育園、小中学生の米づくり体験など、幅広い生産者と消費者の交流事業を始めた。
●機械施設
トラクター7台
田植機8条2台
コンバイン6条3台
汎用コンバイン1台
トラック2t 3台
フォークリフト2台
籾すり機6インチ
乾燥機70石4基
精米施設
籾乾燥貯蔵施設
育苗ハウス10棟
米倉庫
【関連会社】
(有)アグリプラス 農産物直売所【かしわで】および農家レストランを運営する法人
(有)柏みらい農場 河川敷の休耕地を農地に復活させ、米麦・野菜を経営する法人
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一般のお客様・メディア関係者・各公的機関・視察研修・栽培管理に関することなど
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●米クラブの目的
1. 米づくりの体験をとおして、日本の農業や食糧についての実情を知ること。
2. 農業は、食料を自給するだけでなく、環境を守っていくことができる大切な営みであることを感じる。特に都市農業は農産物の提供と同時に緑・景観を提供していること等々を学んでいくこと。
3. 米作りを通じて、生産者と消費者の相互理解を深めていくこと。
4. 次世代の子どもたちが土に触れ、稲を育て、米を収穫する喜びを実感できる場を用意していくこと。
●発足と活動状況 1996年3月~現在
1994年、冷害等によって「米パニック」と言われるお米を自由に購入できない状況がおきました。
私は生協に加入して山形産のお米を食べていましたが、生協でもお米が購入できなくなりました。
近場の生産者とも交流がなく近場の生産者を捜しましたが松戸市内で米づくりを広くしている生産者は見つかりません。米パニックで右往左往する中いかに生産者との交流が大切であるかを実感しました。
その後知人から染谷茂さんを紹介され1995年春に訪問。快く田んぼを貸していただけることになりました。
松戸や柏で市民に声かけをしましたが「美味しいコメは食べたいが、米づくりは大変だからイヤ」という反応でした。その後1年かけて口コミで宣伝し、1996年3月に市民有志で相談会を開催し、
「染谷さんちの米クラブ」は発足しました。
以来24年間、染谷さんの全面的な支援によって米づくりを続けています。
●年間スケジュール
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田植え:
5月下旬の日曜日、2~3反歩程度を借りて手植えします。
一部機械のお世話になることもある。一週間後に補植作業。
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草取り:
農薬を使いたくないので、6月下中から8月上旬までの毎日曜日2時間程度の草取り作業。
手押しの除草機を3台購入しました。
それでも年によってヒエに負けて大変なことがよく起きている。
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稲刈り:
9月の第二週の日曜日頃 田んぼの周辺を稲刈りして、ここまでと判断した時に
「白旗」をあげてコンバインに稲刈りをお願いする。その威力に唖然としながら見物。
シラサギやアオサギがコンバインの周辺でカエルやイナゴ等を捕獲する姿も楽しいひと時。
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収穫祭:
11月第三週の日曜日頃 染谷さんちの近くの公園周辺で作った新米を炊いておにぎりに、染谷さんちから提供されるもち米で3うすほどの餅つき、きな粉、あんこ、大根おろしのもちにする。 大きな鍋でとん汁づくり。出た野菜くずでおしんこづくり等々を分担してつくる。その後は楽しく、美味しい収穫祭の食事会。
染谷さんから、1年間の米づくりの報告や課題等についてお話を伺い、質疑をおこなう。
この後にベテラン会員のアコーデオンで童謡の合唱。ゆうたりとした時間が流れる。
3月中に米クラブに引き続き参加したい人が集まって相談会を開催し、
前年度の会計報告や米づくり体験の反省をしながら、
新年度の年間スケジュールを決めています。
●入会するには
毎年3月の相談会で年間の会費を決めます。(毎年状況により変動します。)
2020年は年間7000円で運営します。
3月の相談会で年会費と年間スケジュールを決定次第、チラシや電子メール等で入会
の案内をお送りして参加者を募集します。
お米の収穫量はその年の参加者数と収量によって一人あたりの収穫量が決まります。
ここ数年15~20キロくらいです。
会費(郵便振替用紙で入金)の納入時点で会員となります。
行事の参加率に関係なく収穫された米の量は全員平等の配布となります。
●代表者の連絡先
吉野信次(電話:090-4606-9634)が発足時から呼びかけ人の責任として継続しています。
その他3名により、会員への丁寧な情報提供をしています。
23年間継続してきた情報提供者と会計担当者が今年春に変わりました。