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稲刈 Extra Stage

ふたつ前の投稿で『稲刈完了』と言ってたのに、Extra Stage(追加ステージ)とはどういう話だと思った方もいるのではないでしょうか。


実は今年、『米の再生二期作(以下、二期作)』を行いました。


田植えをして、夏に稲を収穫。その後、残った切り株から新たに発生した稲を育て、秋に改めて収穫する。柏染谷農場では初の試みです。


対象は田んぼ2枚、面積にして3町3反。対象は早生(わせ)品種の『ふさこがね』。


先日、その2回目の収穫を行ったところから、今回のタイトルを付けています。



↑ 8月に1回目の収穫
↑ 8月に1回目の収穫


1回目の稲刈りを8月17日に、2回目は11月3日〜4日と12日〜13日に行いました。



↑ 汎用コンバインで稲を刈る
↑ 汎用コンバインで稲を刈る


使用したのは、小麦や大豆の収穫にも使う、『汎用コンバイン』。


なるべく稲の穂先だけを刈り取り、株に栄養を残す。その後発生する稲が充分に成長して、『二番穂』を刈る。その様なイメージで、汎用コンバインが適しているとの判断でした。



↑ 6月の投稿でも行った、『顆粒水口処理』
↑ 6月の投稿でも行った、『顆粒水口処理』


1回目の収穫後は、水や肥料、除草剤を改めて投入。2回目の収穫は10月下旬以降と予想していました。


圃場を見に行けない日もありましたが、9月17日には2番穂が穂揃いしていて、10月3日頃からは、穂が色付き出していたのを確認しています。



↑ 10月4日  まだ暑い日が続いていた頃
↑ 10月4日 まだ暑い日が続いていた頃


↑ 10月9日  井戸水が使える圃場です
↑ 10月9日 井戸水が使える圃場です


しかし、10月になって最高気温が30度に届かず、最低気温が低い日が続く様になると、稲は登熟が止まった様に変化が鈍くなっていきました。



↑ 10月22日 稲はまだまだ青い
↑ 10月22日 稲はまだまだ青い


稲は青い株も多いけれど、これ以上は待っても1回目と同じ程度までは登熟しそうにない。


10月24日に他の稲を刈り終えたら、その後二期作分も刈ろう。その様な話になったのでした。



↑ 11月3日  二期作での収穫シーン
↑ 11月3日 二期作での収穫シーン


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↑ 収穫した籾
↑ 収穫した籾


↑ 青い籾が多いかな
↑ 青い籾が多いかな


↑ 11月12日の収穫シーン
↑ 11月12日の収穫シーン


結局、11月3〜4日に収穫した圃場と、11月12〜13日に収穫した圃場での収穫量は、どちらも一反辺り3俵。1回目の収穫量が8俵だったので、それぞれ合計11俵でした。


二期作で収穫したお米は思ったより美味しかったです。炊き立ては悪くないかな。


しかし正直なところ、今回収穫したものは、1回目に収穫した米に比べて粒張りは無くて、同じクオリティには届いていません。


今後は質の向上を目指すのか、それとも収穫量アップを目指すのかは未定ですが、どちらにしても簡単ではないと思います。要勉強ですね。


そんな訳で稲刈Extra Stageは終わって、今度こそ2025年の稲刈は完了。


来期に向けて、田んぼの草刈りや耕起が始まりまっています。


それでは、またの機会に!



☆☆☆☆☆☆

過去に投稿した記事のリンク


顆粒水口処理について


 
 
 

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