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sathoshikawa

水管理の思い出 藻とガス

今シーズンもまだ途中ですが、水管理の思い出を振り返ります。こんな事してました…という記録です。




代かきまでにリン酸がよく混ぜ込まれた圃場は、アオミドロなどの藻類(そうるい)が発生し易いと聞いたことがあります。リン酸は土作りでも肥料でも含まれているから、藻はどの田んぼでも出易いのかも知れません。


藻が発生したら、減水させて田んぼと一緒に乾かすか、それとも手で取るか。

薬で消す手段もありますが、効果が出るまで日数が掛かるので、上の写真みたいになったら、取れるだけ取ってしまいます。


管理する圃場の数が多いので、あまり時間が掛けられないのですが、放っておくと稲は倒れて復活できなかったり、溶けてしまうので見過ごせません。

4月下旬から5月下旬はよく藻を取ってました。




使用した肥料や薬剤などのことを考えると、本当は田んぼを乾かしたくはないのですが、あまりに広範囲で手で取りきれず、稲が倒れたり藻に包み込まれる程でなければ、この様に藻が白化するまで待つこともありました。



田植え直後にガスやらゴミやらをスコップでかき出す作業も、良き思い出です。


取らないと日光を遮ってしまい、苗が成長できなかったり呼吸できないなどで収量にも関わるし、やはり直ぐに除去したくなります。



その甲斐あって順調に育った稲も多いはず。

…そう思うと、やはり頑張って良かったな、とひとり納得しながら畔を歩き、稲を眺めたりするのです。


その時間は、割と好きなのです。


それでは、またの機会に。


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