『安全な食への取り組み! 』              2016.09.01

『地域を元気に、 明るい農業を目指して!』    2018.04.01 

 

~食を通して日本の将来を考える~              株式会社 柏染谷農場 染谷茂

 

活動の概要

昭和43 年に就農。46 年農外へ就職し、49 年に再就農。

利根遊水池において、水田営農を展開。

借地+作業受託を核に規模拡大を図り、現在水稲79ha と作業受託(水稲) 76ha、小麦、大豆、馬鈴薯等の栽培を行う。

日本の農業に危機感を抱き、消費者の食・農業への理解が不可欠との思いで、柏染谷農場での消費者交流活動を始める。

平成15 年には、休耕地( 108ha) の有効利用を図るべく「(有)柏みらい農場」と「(株) アグリプラス」を立ち上げ

翌年5 月農産物直売所「かしわで」をオープンし、直売活動で地域の農業を活性化すると

ともに農家からの情報発信と食農教育を始める。

千葉県指導農業士、柏市農業委員、株式会社アグリプラス・有限会社柏みらい農場代表

1 、就農、そして米つくり

・農家の長男だから > 高校卒業後就農

・他産業に就職( 国道1 6 号線の開通、工業団地の進出、減反政策の始まり)

・3 年半後再就農(自ら職業として選び、自分の生き方としての農業)

・日本人の主食である米をつくる誇り

2 、日本の農業の現状

・一部の評論家が農業叩き、農業が日本経済・社会の悪者とする > 世論づくり

・自動車、家電等工業製品の輸出の外圧を農産物輸入ですりかえる

・中国産ネギ、椎茸、い草の輸入による日本の農家のダメージ

・夢・魅力のない、誇りのもてない農業に若者の農業離れ

3 、柏染谷農場の取り組み

・米を中心に規模拡大

・作物の生育や作業状況の報告と、農業の問題点と現状を訴え、お客さんの農

業への理解を求める「あぜみち便り」を発行する

・米づくり、じゃが芋掘りの体験通して >  市民、児童の農業を知るきっかけに

GPS 技術導入実証事業による農作業の安定化と魅力ある農業の推進

米クラプと小学生の米つくり体験

ラジヘリの肥料散布とGPS 田植機

4 、柏みらい農場の取り組み

・ゴルフ場の予定地として30 年間荒れていた上利根地区(108ha) を平成1 6 年

から農地復元の作業を始める。

・平成24 年に全ての圃場を耕地化し、米・小麦・馬鈴薯・大豆等の作付をする

 

3 0 年間荒廃していた農地を復元      2.5ha の圃場

復元前の上利根地区と耕起作業(平成16年)        刈取り作業

5 、直売所「かしわで」と地産地消の取り組み(身土不二)

・動機として輸入農産物から農業を守り、都市農業の一つの方向を探る(h.12.12)

・消費者の利益「安全・安心・安い・豊富・楽しい」を第ーに考える

・情報の受発信基地消費者に農業の理解を求め、消費者のニーズを知る

・学校給食への取り組み(かしわで、柏みらい農場)

・後継者の育成と女性(嫁さん)の生きがいの場づくり > 地域の活性化

・食文化、食育等の情報をいかに多く発信し続けるか

・柏の農業がこれから10 年20 年と元気に続けられることが一番の目的

・農家レストラン「さんち家」2016 年6 月オープン

 

店内の様子と「かしわで田んぼ」の田植     農家レストラン「さんち家」

6 、消費者に知ってもらいたいこと農家にできる食育?

・国として大事なことは国防と食防と聞く。自給率39 %の先進国?(食防)

・日本の農地456万ha 輸入食料が必要とする外国の農地1200万ha → 2.5倍

・近い将来食糧難が?  農地の砂漠化、人口増、中国・インドの食生活の変化

・輸入農産物に頼っていて良いのだろうか。いつまでも外貨が豊富にあるか?

・農業就業人口290 万人、65歳以上が6割を超える  > 10年後は?

・農地の荒廃化、まだまだ続く農家の米離れ、農業離れ